汗腺
毛根
皮溝
汗腺管
動脈
ルフィニ小体
毛包
静脈
人の体全体を包み込んでいる皮ふは、大人で約1.6平方メートル(畳1畳分)、重さは約9kgにもなる大きな器官です。
皮ふは、暑さ寒さを感知して体温を調節したり、水分が入り込むのを防いだり、細菌やウィルスからの感染を防いだりします。
メルケル小体
毛細血管
自由神経終末
汗孔
皮丘
毛様受容器
皮ふには、表皮と真皮、皮下組織があります。
真皮には血管、リンパ管が通り、体温調整をする汗腺、皮膚の表面を滑らかにするための脂肪を分泌する皮脂腺があります。
体内では常に熱をつくっていて、表皮の毛細血管を通して熱を体外に放出して体温調節をしています。
気温が高くて体温が上がりすぎた場合、皮膚は汗孔から汗を流して気化熱を出して体温を下げます。反対に、気温が下がったときには、立毛筋を収縮して皮ふの表面積を小さくして体温の放出を防ぎます。
皮膚感覚を受ける神経を感覚受容器といいます。
自由神経終末は触覚、温覚、痛覚を感じ、手の甲側に多くあります。触覚はメルケル小体やマイスネル小体で感じます。圧覚や振動を感じるのはパチニ小体です。感覚を受容しやすい形になっています。そしてそれらの感覚が合わさって、かゆい、くすぐったいなど複雑な感覚を感じるようになっています。
マイスネル小体
パチニ小体
皮膚が外から刺激を受けて感じる感覚を皮膚感覚といいます。皮膚感覚には、熱い(温覚)、冷たい(冷覚)、触った(触覚)、押された(圧覚)、痛い(痛覚)があります。
立毛筋
表皮
真皮
皮ふ(触覚)
感覚神経
皮脂腺